2021.09.27
海女の愛ちゃんが湯く!「海女の愛ちゃんの海写真展」
大野愛子さんの今回のリポートは、「海藻の海で海女の笑顔に包まれた6年!」と題した鳥羽の海の写真展です。
一番のみどころは海の中の写真で、海の中が本当に森のようです。
20歳の頃から、沖縄や伊豆、オーストラリアやフィジーなどでスキューバダイビングで潜ってきた大野さんも、鳥羽の海に初めて潜った時には、海藻の多さに驚いたそうです。
アワビやサザエなどの餌になる海藻が豊富だから海女が”日本一”多い町なんだと、その関係性がいっぺんに腑に落ちたと言われています。
海藻が生育しやすい鳥羽の海は、多くの生き物が暮らすことのできる豊かな海です。でも、この海藻がなくなると、海藻だけではなく魚介類もいなくなってしまうのです。
近年、海藻が減少していく「磯焼け」が心配されていますが、2015年に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の14に「海の豊かさを守ろう」という目標があります。
ペットボトルやビニール袋のプラスチックゴミ等による海の汚染を防ぐ取組みなどとともに、海と沿岸の生態系を守り、回復させる海洋資源の保全の取組みも重要です。
海の幸が自慢の鳥羽温泉郷のお宿でも、根っこの部分である海の環境もしっかり応援していければと考えています。
リンク:海女の愛ちゃんが湯く!「海藻の海で海女の笑顔に包まれた6年」
リンク:第3回鳥羽海藻文化祭動画コンテンツ(磯焼け)